【ロサンゼルス23日】グラミー賞受賞ラッパーでプロデューサーのドクター・ドレーさんとコミュニティーのリーダーたちが参加して22日、2億ドルをかけた最新鋭のコンプトン高校・新キャンパスをお披露目するリボンカット・セレモニーが開催された。コンプトン生まれのドレーさんが1千万ドルを寄付した。
敷地31エーカーに建つ新キャンパスは、ハーフサイズのオリンピック・プール、36,000平方フィート以上の体育館、140,000平方フィートの教育棟が含まれる近代的なたたずまいで、1,800人以上の生徒が通うことになる。
ドレーさんの寄付金により建設された「アンドレ・”ドクター・ドレー”・ヤング・パフォーミング・アーツ・センター」は最新鋭のレコーディング・スタジオを備え、ドレーさんの顔が壁画に描かれている。ドレーさんは「自分が子供の頃に夢見た建物」と語り、同校とコミュニティーの発展を願った。3年前に参加した起工式を思い出し、「アイデアが結実するのを見ることができて特別な思いがしている。コンプトンは才能の宝庫で、できないことなどない」と生徒らを激励し、同校が提供する最先端技術をどんどん利用してほしいと話した。
新しく完成した高校は、築120年近くだった前の建物に代わるもので、秋に開校する予定。
※画像:https://www.youtube.com/watch?v=aVFWwkylP04