【サンディエゴ12日】サンディエゴ郡の小学校で教壇に立ち、年間最優秀教師に選ばれたこともあった女性教師がこのほど、2人の男子生徒に性的暴行を加えた罪で禁固30年から終身刑の判決を言い渡された。
被告は、ナショナル・シティのリンカーン・エーカー小学校で5、6年生の担任をしていたジャクリーン・マ元教師(36)。2023年3月に、被害者の一人の母親から、家族のタブレットで息子とマ被告との間で交わされた不適切なメッセージを見つけたとの通報を受け、警察に逮捕された。今年2月には、児童に対する強制わいせつ行為2件、児童に対するわいせつ行為1件、児童性的虐待資料所持1件で有罪を認めていた。
サンディエゴ郡地方検事局によると、マ被告は、担任である立場を利用して被害者の少年らをあやつり、プレゼントを贈るなどの特別扱いをしたり、代わりに宿題をしてあげるなどして気を引いていた。
検察によると、被害者のひとりが自宅でソーシャルメディアや個人的な電子機器にアクセスすることを許されなかったとき、マ被告は無許可の放課後プログラムを立ち上げ、学校のチャットアプリケーションを通じてメッセージを送るようこの生徒に指示した。
検察当局によると、マ被告は3ヶ月間にわたり教室で少年に性行為を行ない、両親は、この少年が放課後のバスケットボール・プログラムに参加していると思っていたという。さらに、警察の捜査から、マ被告が2020年に別の被害者である当時11歳の少年にも性的暴行を加えていたことがわかった。
マ被告は、サンディエゴ郡教育局から2022-23年度の最優秀教師に選ばれていた。サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙に掲載されたプロフィールによると、マ被告はカリフォルニア大学サンディエゴ校で生物学の学士号と教育学の修士号を取得し、2013年からナショナル・スクール学校区で5年生と6年生を教えていた。