アメリカ野球界の「花道」とは? 日本開幕シリーズ 山本・佐々木先発か!:「ミニタニ」ドジャース・アリゾナキャンプを密着レポート!  (2/24)

【アリゾナ州24日】いよいよ2025年シーズンの本格的なキャンプが始まった2月12日。

朝9時には、200人を超える熱心なファンたちがゲート前に並び、選手たちの登場を待ちわびていた。
クラブハウスからフィールドへ続く「花道」と呼ばれる10メートル程の小道では、選手たちが行き交うたびにファンの声援が飛び交い、サインを求める手が次々と差し出される光景が広がっていた。
この日も、選手たちはファンとの交流を楽しみながら、いよいよ練習がスタート。 そして10時過ぎ、投手組の全体練習に現れたのは、大谷翔平をはじめとする名だたる投手たち。その中で目を引いたのは、今季からドジャースに加入した佐々木朗希の姿だった。
 
トッププロスペクトとして注目を集める佐々木投手の投球には、大谷選手をはじめ、他の選手たちも熱い視線を送っており、特に角度のついた変化球を織り交ぜた投球には、ファンやメディアが釘付けとなり、そのポテンシャルに大きな期待を寄せていることが伺えた。 
キャンプ地で行われた佐々木投手の結婚発表会見!
佐々木投手の結婚発表を聞いて、驚くファン!
 
大谷選手は、投手としてのトレーニングを淡々とこなし、まずは60メートルほどの遠投やピッチングを一球一球確認しながらスタート。その後、大谷選手と山本由伸投手がマウンドに上がり、投手陣での牽制守備練習が行われた。この貴重な練習風景を目にしたファンたちは、普段はなかなか見ることのできない、細やかな技術を間近で観察できる貴重な瞬間に興奮を隠せなかった。 
ところが、練習の合間に大谷選手がクラブハウスへ戻ると、再び驚きの場面が展開された。左手にバットを握り、再びフィールドに登場したのだ。 そして、その瞬間、キャンプ地は騒然となった。大谷選手が放った10本の柵越えホームラン。屋外で行われた初のフリー打撃で、1セット目は10スイングのうち4本が柵越え、2セット目はなんと8スイングで6連続の柵越えを記録したのである。
昨季、ナ・リーグ本塁打王に輝いた大谷選手が放つホームランに、キャンプ地全体が沸き立ち、その打球音が鳴り響いた。
昨季の54本に続き、今季のさらなる進化を感じさせる一発一発に、ファンもメディアも目を見張った。 
 
この日、ロバーツ監督は日本開幕シリーズに向けた重要な発表を行った。
3月18、19日のカブスとの対戦では、山本由伸と佐々木朗希を先発させるプランを明言。ワールドシリーズ2連覇を狙うため、確かな手応えを感じるキャンプ初日となった。 大谷翔平の二刀流全開の姿を見たファンたちは、今年もまた驚きと興奮の連続であることを予感させる、素晴らしいキャンプ初日を迎えた。
 

 

 

筆者:ミニタニ/ MINITANI:

米ロサンゼルス在住、大谷翔平選手のお面を使ったモノマネを得意とし日米メディアで話題。大谷選手を追いかけ全162試合現地観戦を3年連続で達成。現地メジャーリーグの魅力をYoutube,TikTokでも発信!

 

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