LA郡で初、家畜からヒトへの鳥インフル感染確認 人から人への感染はなし(12/24)

【ロサンゼルス23日】ロサンゼルス郡公衆衛生局は23日、今年最初の鳥インフルエンザ(H5N1)のヒトへの感染を確認した。

 23日に発表された声明によると、この感染者は成人で、作業現場で家畜に触れたことによる感染とみられる。職場は特定されていない。

 この患者の症状は軽く、抗ウイルス剤による治療を受けており、自宅療養中だという。

 当局は人から人へのウイルス感染を示す証拠はないと考えている。感染者と密接に接触した人々は、症状がないかどうか当局によって監視されており、検査、防護具、抗ウイルス予防薬の入手が提供されている。

 カリフォルニア州では今月18日、ニューサム知事が鳥インフルエンザ感染で緊急事態宣言を発令。州内ではここ数ヶ月の間に30件以上の感染者を報告した。州内の酪農場では、サンプルから鳥インフルエンザが検出されたため、生乳製品の自主回収を行った。

 ロサンゼルス郡全域における一般市民のリスクは低いままだが、感染した家畜や野生動物と接触した人は感染のリスクが高くなる。当局保健官は、「牛、家禽、野鳥など、病気になったり死んだりした動物との無防備な接触を避け、生乳のような動物性食品の生食や加熱不足を避け、ペットや裏庭で飼育する家禽が野生動物と接触しないよう気をつける必要がある」と注意を促した。 

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