感謝祭後の日曜日、LAXは過去最高の混雑予想 料理持参の搭乗者にTSAがルール紹介(11/25)

【ロサンゼルス24日】28日(木)の感謝祭が近づく中、運輸保安庁(TSA)は今後数日間、ロサンゼルス国際空港(LAX)をはじめとする全国の空港を通過する旅客数が記録的な数になると予想しており、感謝祭後の日曜日(12月1日)は過去最高を記録する可能性があるという。

 LAXでは24日(日)にホリデーラッシュが始まり、22万2,000人の乗客と9万4,000台の車両が通過し、週を通して同様の混雑が予想されると発表した。これまでのところ、68便の遅延と3便のキャンセルが報告された。

 LAXのフライト状況はこちらのサイトで確認できる here

 TSAはまた、感謝祭で残った食べ物を持って飛行機に搭乗する際のルールも紹介。TSAの規定では、焼き菓子、肉類、詰め物、キャセロールなど、ほとんどの固形食品はチェックポイントを通過できる。ただし、クランベリーソースやグレービーソースのような液体は、預け荷物にしない限り3.4オンスの液体制限を守らなければならないので注意が必要。チーズなどのスプレッド類は持ち込み可能だが、機内持ち込みの場合は3.4オンス制限を満たす容器に入れる必要がある。詳細はこちら here

 また、AAAによると、今年の感謝祭には7,200万人近くが車で移動し、26日(火)と27日(水)の午後が最も渋滞がひどくなると予想されている。車での旅行に最適なのは感謝祭当日で、12月1日(日)に帰省するドライバーは、混雑を避けるために早朝に出発することを勧めている。12月2日(月)のフリーウェイは、感謝祭の旅行者と仕事に戻る通勤者がともに利用するため、さらなる混雑が予想される。

 

 カリフォルニア州公衆衛生局の最新データによると、今年に入ってから9月30日までの感染者数は605.4%急増の1,744人で、百日咳の感染者数としては2019年以降、州全体で最も多い数となっている。2023年の感染者数は288人だった。

 米疾病対策センター(CDC)によると、この急増は全米規模での傾向を反映しており、今年6月までに報告された米国内の感染者数は昨年の2倍以上に達している。

 カリフォルニア州の感染の4分の1以上がサンディエゴ郡で発生しており、昨年はわずか85件だったのに対し、今年は470件となり、同郡ではおよそ553%の増加となった。ロサンゼルス郡では、2023年の85件から今年は186件へと219.9%も増加している。

 一方で、百日咳の報告例は、コロナパンデミック以来、過去数年間は減少しており、これは、コロナ禍で衛生管理が強化されたことや、ソーシャルディスタンスが徹底されたのが理由と思われる。

 カリフォルニア州では2010年、百日咳の患者数が9,000人を超え、過去60年間で最多となり、乳幼児10人が死亡した。その4年後、同州では11,209人以上の感染者が報告され、2人の乳児が呼吸器疾患で死亡した。

 乳幼児は、この病気による危険な合併症に見舞われるリスクが特に高い。CDCの報告によると、百日咳にかかった生後12ヵ月未満の乳児の3分の1以上が病院での治療を必要としている。

 百日咳の初期症状は軽い咳、鼻水、微熱などで、普通の風邪に似ている。CDCは、細菌性の病気は進行が早い場合もあると警鐘を鳴らし、呼吸が苦しくなったり嘔吐したり、肋骨が折れることもある、と注意を呼び掛けている。

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