【ロサンゼルス11日】ベテランズデーの11日、カリフォルニア州のニューサム知事はかつてアメリカ軍で活躍した後に州内で犯罪を犯し受刑した退役軍人5人に恩赦を実施した。同時に、1件の死後恩赦の手続きも開始した。
カリフォルニア州法では、知事は有罪判決を受けた犯罪者に恩赦を与える権限を有し、減刑を行うことができる。
知事オフィスによると、今回の恩赦の対象になった5人の退役軍人は過去に軍隊で名誉ある職務を果たし、数十年前に強盗や麻薬などの罪で有罪判決を受けた。最も新しい有罪判決は1994年、最も古い有罪判決は1966年。
ニューサム知事は恩赦の前置きとして、退役軍人のメンタルヘルスに投資するという州のイニシアチブに言及。今回の恩赦の対象となった退役軍人の中にも、退役軍人のためのリソースが少なく、PTSDに対する理解もほとんどなかった時代に現役復帰したが日常生活への適応に苦しみ、薬物使用に走る中で犯罪を犯した人がいた。