南カリフォルニアの空にもオーロラ出現 太陽極大期が影響、11日夜も観測できる可能性(10/11)

【ロサンゼルス11日】南カリフォルニアのサンディエゴ郡の山々やサンバナディーノ山脈から10日夜、オーロラが見られ話題となっている。11日の夜にもまた、緑、赤、紫の色に輝くオーロラが現れる可能性がある。

 米国海洋大気庁によれば、普段は見られないエリアでオーロラが観測されたのは強力な磁気嵐のせいで、この嵐はカテゴリー5を最大級とするカテゴリー4だった。オーロラは最近では、5月に南カリフォルニアで見られたが、その時の嵐はカテゴリー5だった。

 オーロラは、太陽が発する「太陽風(高エネルギーのプラズマ)」が地球の大気にぶつかって発光する現象で、太陽風は磁気嵐なども発生させる。11年周期で変化する太陽のソーラーサイクルが最も活発になる「太陽極大期」が2025年の夏と近づいており、この「太陽極大期」には太陽の表面で起きる爆発(太陽フレア)が頻繁に起こり、強力な太陽風が放出される。このような理由でオーロラが通常以上に発生しており、普段では観測できない低緯度の地域でも観測されている。

 米国海洋大気庁によると、オーロラが観測できるチャンスが最も高いのは日没直後か日の出直前だそう。アメリカ東北部では10日、見事なオーロラが観測された。同庁ウェブサイトのオーロラ予報は、https://www.swpc.noaa.gov/products/aurora-viewline-tonight-and-tomorrow-night-experimental

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。