ドックワイラー・ビーチのホームレス野営地を強制撤去 地元住民が不満訴え(8/22)

【ロサンゼルス22日】ロサンゼルス国際空港近くのプラヤ・デル・レイにあるドックワイラー・ビーチで22日朝、ホームレス野営地の撤去作業が行われた。

 衛生作業員による撤去作業には、警官や地元ボランティアが協力した。

 同エリアではテントなどを張るホームレス人口が増加し、テントがビーチの自転車道に接していることなどから、地元住民が不満を訴えていた。ある地域住民によれば、ここ数カ月で野宿者の数は5人から20人に増えたという。

 愛する人と仕事を失った後、8年間このビーチで暮らしているというホームレスの男性は、撤去作業の後、今後また戻ってくるつもりだと話した。

 カレン・バス・ロサンゼルス市長とロサンゼルス郡の指導者たちは、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事が、ホームレスの野営地を一掃しなければ州からの資金援助が受けられなくなるという命令を下したことに反発している。この命令は、シェルターのベッドがない場合、政府は野宿者を強制退去させることはできないとした下級審判決を連邦最高裁判所が覆した後に出された。

 

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