加州、今夏の計画停電回避へ電力容量を増加 (5/19)

【ロサンゼルス19日】州内の電力市場を監視する非営利公益法人「カリフォルニア州独立系統運用機関(Cal ISO)」は、猛暑の影響でたびたび計画停電が実施された昨年の経験を踏まえ、今年は同様の事態を避けるため、州の電力容量を3,500メガワット増やしたことを発表した。これには、ソーラーなどの再生可能資源から生成されたエネルギーを蓄えるための2,000メガワット分のバッテリーが含まれている。

 一般的に、1メガワットで住宅数百軒に電力が供給できるとされている。

 昨年8月から10月にかけて、カリフォルニア州は複数回の熱波に襲われ、2001年以来の深刻な電力不足に見舞われ、計画停電が実施された。熱波はまた、州全域で発生した、歴史的な数の大規模山火事を悪化させる原因にもなった。「Cal ISO」は昨年8月から10月にかけて、エネルギーの供給不足時に住民に自主的な節電を求める「Flex Alert」を複数回発令した。

 カリフォルニア州では昨夏、デスバレーで世界の記録から過去3番目に高い華氏130度(摂氏54度)を記録するなど、歴史的な猛暑に見舞われ、ニューサム知事が緊急事態宣言を発令した。

 

 

 

 

 

 

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