【ロサンゼルス28日】安価で大量に販売されるファストファッション。環境への影響を考慮して、このたびフランスでファストファッションについて罰則を設ける法案が可決された。
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ファストファッションとは、最新の流行を取り入れ、低価格で販売されるファッションのことで、短いサイクルで企画から生産までおこなわれ、メーカー側は大量に生産されることで利益を得る仕組みとなっている。
しかし、このようなファストファッションは、低賃金かつ劣悪な環境で人々が働いているケースが多く、社会的にも問題視されてきた背景がある。さらにトレンドを取り入れた低価格なファッションは短期間で着まわされて、すぐに廃棄されやすく、環境への負荷が高い。つまり「大量生産・大量消費」型サイクルは、ファストファッションの台頭によるところが大きい。
今回フランスで提案されたのは、ファストファッションに罰則を設ける法案。先日、下院で可決されたこの法案は、1商品あたり10ユーロ(約1600円)の罰金を課し、ファストファッションの広告も禁止するという内容となっている。
フランスではこれまでにもアパレル業界における環境対策をおこなってきた。例えば2021年1月から施行されている、売れ残った衣料品の廃棄禁止。売れ残った衣料品はこれまで廃棄されるケースが多かったが、それらは寄付やリサイクルすることが義務付けられたのだ。
生産者が製品の廃棄やリサイクルまで責任を負う「拡大生産者責任」という考え方は、フランスにおいて徐々に浸透してきているが、今回のファストファッション罰則法も同じ考えに基づいているようだ。フランスは「いまある衣料品を大切に着よう」と呼びかけている。
今回の法律では、中国の「Shein」などが対象となる。業界には大きな影響をもたらすとみられ、このような動きは今後ヨーロッパを中心に加速していく可能性がある。
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