In-N-Outハンバーガー閉鎖が全米で話題 背景には犯罪増加(2/6)

【ロサンゼルス6日】ドジャースの大谷翔平もいちばん好きだと答えていたハンバーガーチェーンの「In-N-Out バーガー」。カリフォルニア州で非常に人気だが、犯罪のためにカリフォルニア州オークランドの店舗を閉鎖することになったというニュースが全米の反響をよんでいる。会社は声明で、閉鎖
の理由をはっきりと「犯罪を抑えられないため」と発表している。

 「早くて安くて美味い」で快進撃を続けてきた同社にとって、これが最初の店舗閉鎖となるとのことだ。ここ近年、アメリカの大都市では真っ昼間から組織的な万引き事件が続き、ターゲットをはじめとした有名な小売店が撤退するケースが相次いでいることは皆さんご存知だろう

 なかでもカリフォルニア州のベイエリア(サンフランシスコ・オークランドエリア)の治安の悪化は目に余るといわれている。YouTubeを見ると、この地区での万引きや窃盗、車上荒らしなどの動画がたくさん出ていて、犯罪集団も緊張感なく行為に及んでいる姿がそこから取れる。Forbsによると、ベイエリアとそのほかの都市の違いは、ベイエリアの犯罪は拳銃を所持せず
犯行に及んでいるケースがとても多いことらしい。

 今回のIn-N-Outハンバーガーも、万引きではなく、車への侵入、レジの損壊、武装強盗などの犯罪の激増によって2024年3月に永久的に閉鎖される予定だ。同社はこれまで警備員を雇うなどの防止策をとってきたが、それでも顧客や従業員が繰り返し被害に遭っている現状では閉店せざるを得ないという判断なのだろう。

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