ヒュイザー元LA市議に懲役13年の判決 汚職と脱税の連邦訴追で有罪認め(1/26)

【ロサンゼルス26日】ロサンゼルス元市議のホセ・ヒュイザー被告(55)に26日、ダウンタウンの不動産プロジェクトを市の承認プロセスに通す手助けをする代わりに、少なくとも150万ドルの現金などを得ていた汚職事件と、税金をごまかした罪で、13年の禁固刑が言い渡された。

 検察はまた、ヒュイザー被告に130万ドル以上の罰金と賠償金の支払いを勧告した。

 ボイルハイツ出身のヒュイザー被告は1年前、不正影響腐敗組織法(RICO)違反の共謀罪と脱税の連邦訴追で有罪を認めた。4月30日から刑が執行される。

 マーティン・エストラーダ連邦検事は今月、「ロサンゼルスの住民を犠牲にして政治権力を独占しようとした」とヒュイザー被告を激しく批判。「この地区で発覚した最も広範囲かつ大胆な公共汚職事件のひとつ」と述べた。

 司法取引の一環として、ヒュイザー被告は、賄賂やその他の不正な金銭的利益の支払いに協力した不動産開発業者を助けるために、自分の職権を利用したことを認めた。検察によると、ヒュイザー被告と他の市職員は、現金の賄賂、カジノゲームのチップ、高額な食事、コンサートやスポーツイベントのチケットなどを要求して受け取っていたという。さらに、これらの市職員らは売春やエスコートサービス、プライベートジェットや民間航空会社のフライト、高級ホテルやカジノでの宿泊を受け取っていた。

 ヒュイザー被告は、元職員が自身に対して起こしたセクハラ訴訟を内密に解決するために、億万長者の不動産開発業者から60万ドルの賄賂を受け取ったことも認めた。

 

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