ハラペーニョペーストに隠された1,040万ドル相当の違法麻薬を警察犬が発見  サンディエゴ国境(12/19)

【ロサンゼルス19日】アメリカとメキシコの国境サンディエゴの検査場で先週、商用トラックが運んでいたハラペーニョペーストが入ったおけから数千ポンドの違法麻薬が発見され、押収された。米国税関・国境警備局にによると、この麻薬は全部で推定1,040万ドル相当にのぼる。

 発見された違法麻薬は、警察犬がトラック内で発見した不審な小包に入っており、約3,161ポンドのメタンフェタミンと522ポンドのコカインなどだった。

 米国税関・国境警備局は、このトラックの運転手が有効な国境通過カード(米国がメキシコ市民や居住者に発行する観光ビザ)を持つ28歳の男性であることを確認した。また、この運転手が13日朝にカリフォルニア州への入国ポイントを通過した後、検査のためにオタイ・メサの貨物施設に引き渡されたと述べた。

 サンディエゴの税関・国境警備局の職員によると、この地域の国境通過地点では11月だけで14,000ポンド以上の麻薬が押収されている。

 米司法省とカリフォルニア州中部の連邦検事局は先週、オーストラリア、パプアニューギニア、ニュージーランドに卸売量のコカインとメタンフェタミンを輸出する国際的な麻薬密売活動を行なっていた疑いで4人を起訴したと発表した。当局によると、麻薬はインスタントラーメンのパック、車の部品、緊急用キット、スピーカーなどの市販品に隠されていたという。

 また、陸上で押収された麻薬貨物に加え、米国沿岸警備隊は今月初め、南カリフォルニア沿岸の海域で活動していた乗組員が、推定流通価格約2億4,000万ドルのコカイン約1万8,219ポンドを積み下ろしたと発表した。コカインは11月にメキシコ、中米、南米沖で麻薬密輸を行なっていた疑いのある複数の船から押収された。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。