加州でファストフード店の最低賃金が時給20ドル以上に 全米で最高、来年4月から(9/29)

【ロサンゼルス28日】カリフォルニア州のニューサム知事は28日、ファストフード店従業員の時給を少なくとも20ドルに引き上げる法案に署名した。来年4月1日から施行される。

 この時給引き上げが適用されるのは、全国に60店舗以上あるチェーン・レストランのみ。ただし、「Panera Bread」のように独自にパンを製造・販売しているレストランは例外となる。

 「University of California-Berkeley Center for Labor Research and Education」がまとめたデータによると、同州のファストフード店従業員の最低賃金は全米で最も高くなる。同州のその他の業界の最低賃金は時給15.50ドルで、すでに全米で最も高い水準にある。

 これは、全米で最も人口の多い同州における労働組合の力と影響力を反映したもので、労働組合は賃金と労働条件の改善を目指し、ファストフード店従業員の組織化に取り組んできた。

 「U.S. Bureau of Labor Statistics」によると、カリフォルニア州のファストフード店の従業員の平均時給は16.60ドルで、年間の収入は3万4,000ドル強。

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