【ロサンゼルス27日】高齢者を狙い、Targetのギフトカードを買わせて250万ドル以上の収益を得ていたマネー・ローンダリングの罪でこのほど、ロサンゼルス在住の3人に有罪判決が下された。
有罪となったのは、エルモンテのBlade Bai(35)、ハシェンダハイツのBowen Hu(28)、ダイアモンドバーのTairan Shi(29)の3人。来年1月に予定されている公判で、20年の禁固刑が言い渡される可能性が高い。
当局によると、犯行の時期は2019年6月から2020年11月。ギフトカードは実行犯に配布され、ロサンゼルス郡とオレンジ郡のTarget店舗で電子機器やその他の商品が購入されていた。2022年9月には、実行犯の一人だったチノヒルズのYan Fu容疑者(60)がマネー・ローンダリング罪を認め、4万8,073ドルの返金を命じられた。
当局によると、この詐欺は通常、海外に住む詐欺師が被害者に電話をかけ、偽の問題の解決を求めてTargetのギフトカードを購入するよう説得する手口。政府職員や警察官を装い、被害者の個人情報が盗まれたとか、逮捕状が出ていると主張するケースも報告されている。被害者の金融口座に問題があると連絡し、技術サポートメールに返信したところ、詐欺にあった被害者もいる。この被害者らは、通常500ドル単位でTargetのギフトカードを購入するよう説得された。
検察によると、今回有罪が言い渡された3人は、中国の「Magic Lamp」と呼ばれるグループから5,000枚以上のギフトカードを入手し、オンラインメッセージングアプリの「WeChat」を通じてギフトカードの情報を販売した。