【ロサンゼルス22日】ロサンゼルス市消防署は、「仕事中はタトゥーを隠す」とした15年前の規則を修正するべきかどうかの是非をめぐり、コミュニティーからの意見を求めている。
その理由は、ボディーアートがより一般的になり、より受け入れられているようにみえる中、この規則が時代遅れかもしれないと感じたため。「Pew Research Center」による2023年の調査では、米国の成人のほぼ3分の1にあたる32パーセントがタトゥーを入れており、22パーセントが複数のタトゥーを入れている。
現在のロサンゼルス市消防署のタトゥーポリシーでは、「すべての宣誓した隊員は、勤務中、いかなるタトゥー、傷跡および焼印も表示してはならない」とされている。この方針ではさらに、「目に見える刺青などは、署が承認した制服または皮膚パッチを着用することで覆わなければならない」と述べている。
現在、バンドエイド、スキンパッチ、アンダーアーマー素材、長袖シャツでカバーできないタトゥーのある応募者は、文書化されたポリシーに基づいて採用されない。
コミュニティーからの意見を求める「surveymonkey.com」で消防署は、このタトゥーポリシーによって消防士らが、任務執行の妨げや暑さなど、ネガティブな影響を受けていると言及。同時に、「攻撃的、過激主義的、あるいは憎悪的な言葉やイメージを含むタトゥーは決して見せられないし、特定の規制が適用される」と書いている。コミュニティーからの回答期限は10月6日。