【ロサンゼルス21日】ロサンゼルス郡シェリフ局はこのほど、交通違反の取り締まりで車を停車させた際、警官とドライバー双方の緊張を和らげるなどの目的のために、新しいアプリを使い、まずはビデオチャットで”対面”する試みをウェスト・ハリウッド地区のみで導入し始めた。
この新しいアプリ「Safe Stop」は「FaceTime」と似ており、携帯電話を通じてドライバーと警官の双方向で機能する。停車後、ドライバーは警官とアプリによる通話を開始し、停車の理由などについて話すことができる。
新アプリは、交通違反の取り締まり中に警官が身の危険を感じるケースが増えている中、両者のやり取りをもっと安全に行うためにも開発された。開発担当者によると、アプリを使った取り締まり中、個人情報は共有されず、違反車であることの確認と、車のメーカーとモデルが警官に伝えられる。
この試験的プログラムは半年から1年続けられる予定。ウェスト・ハリウッドではまた、自動ナンバー・プレート・リーダーや監視カメラなど、犯罪と闘うテクノロジーが街中で導入されている。試験実施期間中、交通違反の取り締まりでアプリを使用した場合、「Safe Stop」側が違反切符の一定割合を支払うことを約束している。