ガソリン価格が上昇する3つの理由 加州のガソリン価格が今年最高値に|ららら新聞VOL.11

らら三郎(ららら編集部)

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ガソリン価格が上昇する3つの理由
加州のガソリン価格が今年最高値に

米国自動車協会(AAA)によると、カリフォルニア州のガソリン価格は今年最高値を記録し、昨年夏の価格に近づいています。AAAによると、カリフォルニアのガソリンの平均価格は5・26ドルで、過去1週間で10セント、過去1ヶ月で37セント上昇。1年前は1ガロンあたり5・34ドルでした。ロサンゼルス郡だけでも平均価格は5・36ドル/ガロンで全国平均は3・85ドル/ガロン。カリフォルニア州は再び全米で最も高いガソリン価格となり、続いてワシントン州(5・05ドル/ガロン)は2番目に高い価格となっています。

米国のガソリン平均価格

 アメリカのレギュラーガソリン1ガロンの平均価格は3・82ドルに跳ね上がり、1ヶ月前より30セント近く上昇。AAAによると最も値上がりが激しいのは中西部で、平均ガソリン価格は18~25セント上昇しています。全米で最も安いのはミシシッピ州で、平均価格は1ガロン3・32ドル。

ガソリン価格が上昇する3つの理由

1. 上昇する水銀
7月はアリゾナ、テキサス、ニューメキシコを含む全米各地で記録的な暑さとなりました。フェニックスでは31日連続で日中110度を記録し、石油精製工場の多くは32度から95度の間でしか操業できないため、このような高温は石油精製工場が生産量を減らさざるを得ないことを意味します。このため生産量が減少し、ガソリン価格は上昇したといいます。

2. 原油価格の上昇
原油価格は、1ヶ月前の1バレル70ドル前後から、最近では80ドル前後で推移しています。世界的に原油価格が上昇すると、ガス価格もそれに追随するのが一般的ですが、原油価格が上昇している理由の大きなひとつは、世界第3位の産油国であるロシアが先月、8月からの減産を決定したことにあります。

3. 原油生産の減少
第2位の産油国であるサウジアラビアも7月、原油輸出を削減しています。サウジアラビアは原油価格の上昇を維持するために、日量100万バレルの減産をしました。同国は減産を9月末まで延長すると発表しています。

※情報は8月21日現在のもの

(8/29/2023)

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