【ロサンゼルス18日】ハリケーン「ヒラリー」が太平洋沿岸を通過しているため、カリフォルニア州南部は大雨に見舞われている。
現在カテゴリー4のハリケーン「ヒラリー」は、この地域に到達する頃には熱帯性暴風雨に格下げされる見込みだが、週末にかけて天候に大きな影響が出ることが予想される。
ハリケーン・ヒラリーがカリフォルニア州の一部に大量の洪水と降雨をもたらすとの懸念が高まる中、カリフォルニア州に史上初の熱帯性暴風雨警報が発令された。
ヒラリーはカリフォルニア州の一部に1年分以上の雨を降らせる可能性がある。この脅威のため、カリフォルニア州の一部には、稀に見る高リスク、レベル4の過大降雨が発令された。この地域に高リスクが発令されたのは初めてである。
カボには熱帯暴風雨警報が、バハの一部にはハリケーン警報が発令された。
シールビーチのようなコミュニティでは、高波から海岸沿いの家屋を守るための大きな防砂堤が設置され、準備が進められている。また、以前の暴風雨のときと同じように、土嚢袋を住民に配っている。
日曜日から月曜日にかけて暴風雨が襲い、高波、強風、危険な離岸流、海岸浸食、洪水が発生する可能性がある。当局は、海だけでなく道路にも近づかないよう警告している。
暴風雨の影響が予想されるのは沿岸部だけではないので、注意が必要。