【ロサンゼルス17日】米国消費者製品安全委員会(CPSC)は16日、20件近い火災の報告を受け、150万台以上の除湿機のリコールを発表した。
リコール対象の除湿機は、Kenmore、GE、SoleusAir、Norpole、Seabreezeの5ブランドのモデル42種。これらの製品はすべて、中国の珠海(Zhuhai)を拠点とする「Gree Electric Appliances」によって製造され、2011年1月から2014年2月まで、ウォルマート、ホームデポ、サムズクラブなどを含む全国の主要小売店で販売された。
CPSCによると、現在回収されている除湿機は過熱、発煙、発火する可能性があり、少なくとも23件の火災、688件の過熱事故、16万8,000ドルの物的損害の報告を受けている。
リコール対象の除湿機がある家庭は、プラグを抜いて直ちに使用を中止し、「Gree Electric Appliances」に連絡して返金を求めるよう指示されている。
リコールされた除湿機は、CPSCの通知に記載されているブランド、モデル番号、容量によって特定できる。製品は白、ベージュ、グレー、黒のプラスチック製で、様々なサイズが110ドルから400ドルで販売されている。