未解決のフレズノ母親殺害事件から36年、DNA型鑑定で性犯罪者逮捕(7/26)

【フレズノ26日】約36年前にフレズノで当時22歳だった母親のジャクリーン・デニス・ヘンリーさんが刺殺された未解決事件(コールドケース)の犯人が先週、DNA型鑑定の結果、逮捕された。

 逮捕されたのは、性犯罪者として登録されていたカール・ユージーン・シアーズ被告(71)で、ヘンリーさんが生きていたら59歳の誕生日だった翌日の21日に逮捕された。

 事件が起きたのは1987年2月24日で、ヘンリーさんの遺体は死亡から数日後にフレズノの野原で発見された。警察当局によると、ヘンリーさんは性的暴行を受け教会の外で殺害され、野原に放置された可能性が高い。当時、容疑者逮捕の手がかりは見つからず、事件は迷宮入りした。

 殺人課の刑事は2009年3月、事件の捜査を再開し、1987年に集められた証拠をCAL-DNAデータバンクに提出。2022年2月、同署は州から、容疑者のDNAと一致する可能性が高いとの書簡を受け取った。刑事らは容疑者の2つ目のサンプルも入手し鑑定した。

 シアーズ被告は逮捕時、保護観察中だった。第一級殺人罪などで起訴され、今後審問が行われる。

 シアーズ被告は1984年から2002年の間に複数の重罪で有罪判決を受け、1980年にはロサンゼルス郡で児童に暴力をふるった罪、1979年にはロサンゼルスでの暴行罪により有罪判決を受けた。

 母親のヘンリーさんが殺害された時、3歳だった息子のルイスさんは、フレズノ警察に感謝の意を表した。

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