LA郡、12月1日までに全刑務所で通話無料化へ(7/26)

【ロサンゼルス26日】ロサンゼルス郡参事会は25日、郡内にある7つの刑務所での収監者の通話料金を、12月1日までに無料化する動議を可決。シェリフ局に対して期限までに無料化を実施するよう命じた。

 郡内刑務所での通話料金無料化案は、郡参事会が約2年前に公約にあげており、その間に3度の動議が可決された。今回の期限付きの動議可決で通話料金無料化がやっと実現することになる。

 ロサンゼルス郡の7つの刑務所には約13,000人が収監されている。カリフォルニア州では、サンフランシスコやサンディエゴを含むその他の大きな郡ですでに、郡営刑務所の通話料金が無料化されている。ロサンゼルス郡は囚人から高額な電話料金の支払いを強要していると、擁護団体や弁護士らの圧力が強まっていた。

 カリフォルニア州の他の郡と同様、ロサンゼルスでも刑務所の電話料金から毎年数百万ドルがシェリフ局事務所に支払われる。州法では、このお金は主に受刑者の利益と教育のために使われることになっている。

 「Prison Policy Initiative」によると、全米の平均的な刑務所では、15分の通話に約3ドルを請求している。

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