アフリカ系の遺産、LAの4つの建物が公式ランドマークにノミネート 理髪店や教会など(6/29)

【ロサンゼルス28日】ロサンゼルス市と「Getty」はこのほど、アフリカ系の遺産とされる市内4つの建物「理髪店」「教会」「市長の家」「新聞社」を、市の公式ランドマークにノミネートした。それぞれの建物の背景にあるストーリーを紹介し、アフリカ系が歩んできた歴史の保存を目指す。

 ロサンゼルス市内にある1,280カ所の公式ランドマークのうち、アフリカ系の遺産とされるものはわずか4%。この不均等を改めるため、2021年には「African American Historic Places Los Angeles」が設立され、アフリカ系コミュニティーの貢献を強調し、より多くの人々に伝えている。 

 ロサンゼルス市では、歴史的文化財に指定されたからといって、建物が取り壊されないという保証はないが、取り壊しのプロセスを遅らせ、保存の機会と解決策を生み出すことができる。

 公式ランドマークにノミネートされた4つの建物は:

「California Eagle Offices」(4071-4075 South Central Avenue)

 サウス・セントラル・アベニューに建つこの建物の歴史は1879年に遡る。Charlotta Bass氏が「California Eagle紙」の経営権を握り、米国で初めてアフリカ系アメリカ人女性として新聞社を経営した。新聞は1912年から1951年まで発行された。

「First African Methodist Episcopal Church」(2270 S. Harvard Blvd)

 著名な黒人建築家Paul R. Williams氏が設計したこの教会は、教会の会員数増加に伴い、1968年までに建設された。1980年にWilliams氏が他界した際、彼の葬儀はこの教会で執り行われた。

「StylesVille Beauty & Barbershop」(13161 Van Nuys Blvd, Pacoima)

 サンファナンドバレーで最も古い、FreddieとOllie Carter夫妻経営の1958年創業のアフリカ系理髪店。ロサンゼルス全域でも最も古いと思われる。現在は、10歳の頃から散髪を行っているという3代目のGreg Carter Faucett氏が営んでいる。

「Tom and Ethel Bradley Residence」

 アフリカ系で初めて、1973年から1993年までロサンゼルス市長を務めたTom Bradley 氏(1917-1998)の家。市長在任20年はロサンゼルス史上最長。1963年に市議会議員に当選し、1977年にThe Getty House(市長公邸)に移り、1993年までこの家に住んだ。

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