サンタクララ大学を14歳で卒業の少年、「SpaceX」の最年少新入社員に(6/12)

【ロサンゼルス12日】イーロン・マスク氏創業の宇宙関連企業「SpaceX(Space Exploration Technologies Corp.)」がこのほど、サンタクララ大学を今週14歳で卒業するベイエリア在住のカイラン・クゥアジ君を新入社員として迎え入れることが分かった。

 Instagramの投稿によると、「SpaceX」は約一カ月前、クゥアジ君にソフトウェア・エンジニアリングの職を提供し、クゥアジ君がこれに合意した。クゥアジ君は来月にも、母親とともに勤務地のワシントン州レッドモンドに引っ越す予定だという。

 クゥアジ君は「SpaceX」への入社に興奮していると述べ、「年齢が若かろうが関係なく、成熟度や能力を判断基準に人材を受け入れる稀な企業の一つ」と同社をたたえた。

 ワシントン州の法律では、クゥアジ君は就労可能な最低年齢を満たしているため、「SpaceX」への入社に特別な許可を得る必要はないとされる。

 クゥアジ君は、カリフォルニア州プレザントンで、バングラデッシュ系アメリカ人の両親のもとに生まれた。母親のジュリアさんは、サンフランシスコのABCニュースの取材に対し、「息子が2歳のときにフルセンテンスで話し始めたときから、知的才能があることに気づき始めた」と語っている。クゥアジ君は3年生で小学校を卒業し、9歳でコミュニティカレッジに入学。11歳でサンタクララ大学へ編入し、大学では人工知能の研究員として「Intel」で複数年のインターンシップを経験した。

 17日のサンタクララ大学の卒業式では、コンピューターサイエンスとエンジニアリングの学士号を取得する予定で、同校の172年の歴史の中で最年少の卒業生となる。

 「SpaceX」では、同社の衛星ブロードバンドインターネットサービスであるStarlinkのエンジニアリングチームに配属される予定だそう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。