LAC+USCが「Los Angeles General Medical Center」に改名 多言語でも理解しやすく歴史物語る名に(5/4)

【ロサンゼルス3日】全米で最も多忙な病院のひとつとして、年間100万人以上の患者を受け入れている「Los Angeles County + USC Medical Center」が3日、「Los Angeles General Medical Center」に改名され、同院のボイルハイツ施設で記念式典が催された。

 同院の改名をめぐっては、同院を管轄区に含むヒルダ・ソリス第四区参事が提案し、ロサンゼルス参事会が前日に承認した。郡当局は改名の理由を「病院の豊かな歴史と地域社会との強いつながりを正確に反映させ、世界的かつ文化的なワールドクラスのケアへのコミットメントを維持するため」としている。

 ソリス参事はまた、「長年にわたり、住民や関係者から、病院の歴史を物語り、住民の心に響き、スペイン語やその他の言語でも容易に理解できる名称への改名を望む声があった」と説明。「County + USC」の名称が、近隣に建つ「Keck Hospital of USC 」と長年にわたり混同されてきたことも改名理由の一つと述べた。

 改名の案は、複数の調査、フォーカスグループ、患者、スタッフ、地域住民への聞き取り調査でも支持された。同院のジョージ・オロズコCEOは、「Exceptional Care, Healthy Communities」を新たなモットーに病院のミッションを続けることを宣言した。

 この病院は、もともと1933年に「Art Deco General Hospital」として開院し、2010年に10億ドル以上をかけた大規模改修が行われた。 

 かつてこの病院で医師の助手として働いた経験があるカレン・バス市長が声明で、改名された同院をたたえ、今後のさらなる発展を祈った。

 

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