【ロサンゼルス11日】Forbes（フォーブス）によると、TikTokの親会社であるバイトダンスが新しいSNS「Lemon8」を発表し、3月末から米国のApp Storeのライフスタイルカテゴリの部門でランキング1位に浮上している。このアプリは、2020年に日本で初めてリリースされ、その後、ベトナム、マレーシア、タイ、シンガポールと続き、今年2月に米国と英国で公開された。
「Lemon8」は中国版インスタグラムと呼ばれる「小紅書（RED）」のコンセプトをバイトダンスが模倣したものだという見方がある。
Tech Crunchという会社がデータ会社に確認をとって報じたところによると、「Lemon8」は1位に急浮上する以前はApp Storeのどのカテゴリーにもランクインしておらず、親会社のバイトダンスが何らかの裏工作によってこのアプリを浮上させた疑いあるとしている。また、ニューヨーク・タイムズによると、一部のインフルエンサーが、バイトダンスの指定した投稿ガイドラインに従って投稿をおこない、Lemon8から報酬を得ているとの情報もある。
ランキングがそのまま真実の人気であるとは限らない可能性があるので注意が必要だ。ランキングを見るときは慎重でなければならない。ちなみにピュー・リサーチセンターの世論調査によると、米国民の50%がTikTokの禁止に賛成で、22%が反対、28%がわからないと回答している。