【ロサンゼルス22日】21日から行われているロサンゼルス統一学校区(LAUSD)の労働者組合「Service Employees International Union(SEIU) Local 99」によるストライキで、労組側は22日午後、労働協約の交渉はまだ合意に至っていないものの、ストを23日で終了させ24日から学校勤務へ戻る計画を発表した。
スクールバスの運転手、カフェテリア従業員、学校の用務員、特別教育アシスタントらが加盟する労組「SEIU・Local 99」と、これに賛同した教職員組合「United Teachers Los Angeles(UTLA)」によるスト突入で21日から、全米第二の規模であるLAUSD内の1,000校以上が休校を強いられ、生徒約40万人に影響が及んでいる。
「SEIU・Local 99」側は、30%の昇給、人員増、パートタイム労働者の時間増を求めている。同組合によると、多くの組合員の年収は約2万5,000ドル。
スト開始以来、LAUSDの生徒1,300人以上が地区提供の約200カ所の監視付き学習施設を利用し、12万5,000食以上の食事が配られたという。
このたびの3日間のウォークアウトは、2019年にUTLAが6日間ストライキを行って以来、同区にとって初の大規模な労働争議となった。2019年の争議時は、当時のエリック・ガルセッティ市長の介入もあって終結した。