パサデナ市が4月からガス式リーフブロワーの使用禁止 2024年の州規制に先駆け(3/22)

【パサデナ22日】パサデナ市では来月4月28日から、ガス式リーフブロワー(落ち葉を吹き飛ばす機械)の使用が禁止される。

 2035年までに電気自動車100%の達成を目指すカリフォルニア州では、ニューサム知事が2021年に州全域でガス式リーフブロワーの販売を禁止する法案に署名、2024年から施行されるが、パサデナ市ではこれに先駆け禁止条例を施行する。

 カリフォルニア州大気資源局によると、ガス式リーフブロワーを1時間使用するだけで、車1,100マイル分の走行で出る排気ガス量に相当する。ガス式の芝刈り機を動かした場合は、300マイルの走行に相当するという。

 パサデナ市のガス式リーフブロワー禁止条例ではまた、落ち葉などのゴミを他の敷地や公道に吹き飛ばすことも違法としている。電動式リーフブロワーは、月曜日から金曜日の午前8時から午後6時、土曜日は午前9時から午後5時の間にのみ使用することが許可される。日曜日と祝日は、リーフブロワーの使用は禁止。

 州法の一環として、ガス式リーフブロワーを使用している造園業者などのために、ゼロエミッションの園芸用品への買い替え支援に2,700万ドルが充てられた。パサデナ市の報告によると、そのうちの1,720万ドルがまだ残っているという。

 造園業者などのための電動式リーフブロワーへの買い換え支援はまた、「South Coast AQMD」の「Commercial Lawn and Garden Equipment exchange program」や、「California Clean Off-Road Equipment Voucher Incentive Project」でも行われており、電動式リーフブロワー1台につき最大400ドルの割引が適用される。

 バウチャーインセンティブプログラムの詳細と参加ディーラーのリストについては、https://californiacore.orgを参照に。

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