LAUSDの労組6万人がスト突入 交渉進展せず、1,000校超が休校(3/21)

【ロサンゼルス20日】ロサンゼルス統一学校区(LAUSD)のアルベルト・カルバホ教育長は20日午後、労働者組合「Service Employees International Union(SEIU) Local 99」との労働協約の交渉が進展せず、21日のスト突入は避けられないと判断し、学校区内の全校を休校にすると発表した。

 スクールバスの運転手、カフェテリア従業員、用務員、特別教育アシスタントらが加盟する労組「SEIU・Local 99」に、教職員組合「United Teachers Los Angeles(UTLA)」も賛同し、LAUSDの被雇用者ら6万人以上が警告通り21日から3日間のストライキを実施する見通し。これにより影響を受ける学校は1,000校以上とみられる。

 「SEIU・Local 99」側は30%の賃上げ、スタッフの増員、パートタイム労働者の勤務時間の延長など、いくつかの要求をしており、「UTLA」は20%の賃上げを求めている。

 カルバホ教育長は、「生徒のために、必要な限り交渉を続けよう」とツイートし、「子供らのための学習指導や、社会的また精神的な発展の時間を奪ってはならない」とスト中止を呼びかけた。

 「SEIU・Local 99」側はまた、学校区側が調停会議の内容を組合交渉チームに知らせる前にメディアにリークし、守秘義務を破ったとして非難を強めており、両サイドのテンションは高まっている。

 この疑惑を受けてカルバホ教育長は会見を開き、同区の最新提案には23%の賃上げが含まれていると述べた。

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