【ロサンゼルス20日】ロサンゼルス大司教区の補佐司教デビッド・オコネル氏(69)が18日午後1時頃、ハシェンダハイツの自宅で何者かに射殺された事件で、ロサンゼルス郡シェリフ局は20日、オコネル氏のハウスキーパーをしていた女性の夫を容疑者として逮捕したと発表した。
シェリフ局によると、オコネル氏は自宅の寝室で胸部を撃たれ、その場で死亡が確認された。
シェリフ局は20日午後の会見で、容疑者がトーランス在住のカルロス・メディナ(65)と発表。同容疑者の妻はオコネル氏宅のハウスキーパーを10年ほど続けており、容疑者自身も過去にオコネル氏の家の修理などを手伝ったことがあるらしく、金を借りていたと主張した。
オコネル氏はアイルランド出身で、2015年に教皇フランシスコによって補助司教に任命された。ロサンゼルス地区の司教を45年以上務め、サンガブリエル司教区の司教も務め、地域の人々の厚い信頼を得ていた。
オコネル氏が殺害されたニュースを知り、ロサンゼルス郡のジャニス・ハーン参事官や全米の教会高官、エリック・ガルセッティ前LA市長らが追悼の声明を発表している。