オーガニック食品の規定を厳格化 米農務省が3月から(1/23)

【ロサンゼルス23日】米農務省が3月から、食品に「オーガニック」とラベル付けする要件を厳格化すると発表した。

 同省によると、オーガニック食品は有毒な農薬、合成窒素肥料、抗生物質、ホルモン剤、遺伝子操作なしに生産されなければならないという現行のガイドラインを強化する。

 新しい規制では、すべての輸入有機食品に認証が必要となる。また、検査が強化され、企業はサプライチェーンのすべての段階でオーガニック製法であることなどを証明する必要がある。

 新しい規則は3月に施行され、企業は1年以内に新しい要件を満たすことが義務付けられる。

 「Organic Trade Association」のトム・チャップマンCEOは、「2000年に発表されたオーガニック基準以来、唯一最大の改訂。より厳格なガイドラインは、製品がオーガニック認証を受けているという信頼を消費者に与えることになる」と話した。また、不正行為を行うビジネスに対して訴訟を起こす権限を米農務省に与えることになるだろうと説明した。

 「Organic Trade Association」によると、全米でオーガニック食品の売上は過去10年間で2倍以上に伸びており、2020年には売上高が620億ドル近く急増したという。 

 

 

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