【ロサンゼルス20日】ロサンゼルス市の衛生課は、埋立地で有機廃棄物から出る環境に有害な温室効果ガスを減らすことを目的に昨年カリフォルニア州で施行された新法に準じ、生ゴミを緑色のゴミ箱に捨てることを義務付ける新たなコンポスティング・プログラム「Organics L.A.」をスタートさせた。市民75万人すべてが対象で、ピザの空き箱など食べ物で汚れた紙や庭仕事で出た雑草なども緑色のゴミ箱に捨てることになる。
環境エンジニアのバーナデット・ハルバーソン氏によると、みんなが参加すれば一日に220万ポンドの生ゴミを埋め立て地から取り除くことができる。このカーブサイド・オーガニック・リサイクルプログラムは数年前から実施されており、衛生課が試験的に開始して徐々に拡大している。カリフォルニア州当局は、2075年までに温室効果ガスの排出を大幅に削減できると予測している。
住民が今後、緑色のゴミ箱に捨てなければならないものは、果物、野菜、乳製品 、パン、穀類、豆類、肉類・魚類、コーヒーかす、食品で汚れたパッケージなど。
市当局はまた、住民が特定の配布場所で受け取ることができる無料のキッチン用バケツ(kitchen pails)を準備する予定。どのようなものでも良いので、生ゴミを紙袋に入れ、緑色のゴミ箱に捨てるよう求めている。
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