【ロサンゼルス26日】「Unilever」は、全国で販売されたドライシャンプーのエアゾール製品を、発がん性物質であるベンゼンの濃度が高い可能性があるとしてリコールすると発表した。これは今年に入って6回目のリコールで、デオドラント、ハンドサニタイザー、日焼け止めなどの製品に発がん性の化学物質が含まれていることが判明している。
昨年、日焼け止めスプレーにベンゼンが含まれていることを食品医薬品局(FDA)に警告した、コネチカット州ニューヘイブンの独立研究所「ヴァリジャー社」のデビッド・ライトCEOは、ベンゼン関連の回収は、他の汚染物質よりはるかに危険だとし、消費者に注意を呼び掛けている。ライト氏によると、エアゾールタイプの製品は、ジェル、ローション、クリーム、日焼け止めなどの石油由来の製品と同様に、ベンゼンを含む危険性が高いと警告している。
FDAの発表によると、今回のリコール対象商品は、Dove、Nexxus、Suave、TIGI(RockaholicとBed Head)、TRESemméというブランドの、2021年10月以前に製造されたドライシャンプーのエアゾール製品。リコール対象商品とUPCコードの一覧はこちらで確認できる、 here