【ロサンゼルス10日】ガソリン価格の高騰が続く中、カリフォルニア州の約2,300万人に、「インフレ救済」小切手が送付され始めた。
この小切手送付は、ニューサム知事が今年初めに打ち出した170億ドルの救済策の一つ。全米のその他20州でも何らかの財政援助が行われている。
AAA(全米自動車連盟)のデータによると、カリフォルニア州のドライバーは1ガロンのガソリン代として平均で最も高い金額を支払っている。カリフォルニア州の平均ガソリン価格は1ガロンあたり6.33ドルで、全国的には3.92ドル。
小切手は、デビットカードを郵送されるか、銀行口座に直接入金される。カリフォルニア州税務局によると、口座振込を受けた人の約90%が10月末までに支払いを受けることができるそう。2020年の確定申告で銀行口座情報を記載した人は、口座振替が可能。住所の記載はあるが銀行口座の記載がない納税者には、デビットカードが送付される。
小切手の金額は、収入と家族の人数に応じて決まる。例えば、年収7万5,000ドル未満の独身納税者と、夫婦で申告し年収15万ドル未満の夫婦は、納税者一人当たり350ドルが支給される。扶養家族がいる場合は、扶養家族の総数に関係なく、さらに350ドルが支給される。つまり、夫婦合わせて12万5,000ドルの収入で子供が2人いる場合、大人1人につき350ドル、子供にも350ドル、合計1,050ドルを受け取る資格があることになる。
また、高所得者はより少ない支給額となる。年収7万5,000ドルから12万5,000ドルの独身納税者は250ドル、さらに扶養家族にも同額が支給され、最大500ドルとなる。夫婦の場合、年収15万ドルから25万ドルの人は500ドル、それに扶養家族が250ドル、最大で750ドルが支給される。
高所得者層のリベート額などについてはこちらで確認できる here.
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