ラスベガス近郊 干上がった人工湖から遺体相次ぎ発見(8/2)

【ラスベガス1日】各地で山火事が発生するなど、記録的熱波に見舞われるアメリカ。その大規模な干ばつの影響で、水位の急低下が続いているネバダ州ボールダーシティにある米国最大の人工貯水池ミード
湖で、新たな遺体が見つかった。

ミード湖では、今年5月1日にも樽に入った遺体が見つかっており(ラスベガス警察は1970〜80年代初めごろに銃で撃たれて死亡した殺人事件の被害者だったと見ている)、続く5月7日にも別の遺体が発見されたという経緯があり、今回で3度目の遺体発見となる。

発表したのは、米国国立公園局。25日午後、「スイムビーチ(Swim Beach)に遺体がある」との通報を受け、パークレンジャーが出勤し、遺体を回収した。死因については現時点で公表されておらず、今後クラーク郡検視局による検死が予定されている。

干上がった湖からは、沈没船も次々に姿をあらわしており、第2次世界大戦時代の揚陸艇(自力で揚陸する能力をもった軍艦)も見つかっている。

気候変動による大規模な干ばつの影響で、人工貯水池のミード湖やパウエル湖の水位はここ数年急激に低下している。今月26日の時点で、ミード湖の水位は約317メートル。満水だった2000年に比べて約53メートルも低くなっており、1930年代にダムができて以降、最低を記録している。

米西部では特に水不足が懸念されており、公園局は「貯水池の水位が下がれば下がるほど、さらなる遺体が見つかる可能性がある」と指摘している。

最初の遺体が発見されたときのらららニュース記事
https://lalalausa.com/archives/22343

 

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