マスタード、小麦、ペットフード。入手困難となる可能性のある製品(7/28)

【ニューヨーク27日】パンデミックによるサプライチェーンの問題から、現在進行中のウクライナ戦争まで、様々な問題が複雑に絡み合い、また、気候変動によって多くの国が直面している干ばつや猛暑も加わり、粉ミルク、シラチャーソースなどの商品を食料品店で見つけるのが難しくなっている。

そして、これらの製品の供給がいつ回復するかは不明である。

アメリカのスーパーマーケットで今年品不足に直面している商品の1つが粉ミルクである。

クロノバクター・サカザキやサルモネラ菌汚染から製造会社のアボットニュートリション社は今年2月に商品回収を行い、工場での生産を停止した。

シラチャーソースで有名なHuy Fong Foodsは、唐辛子の不足のため、秋までこの人気ソースの生産を停止している。

同社は通常、干ばつに見舞われているメキシコから唐辛子を調達している。

ポップコーン:サプライチェーンの問題で、ポップコーン不足となる可能性が高い。

また、農家は今年、トウモロコシの作付けを減らし、代わりに大豆を多く作付けすると予想されている。

小麦製品:ロシアのウクライナ戦争が続いていることに加え、干ばつもあって、小麦の供給が少なくなっているようだ。

ロシアは世界最大の小麦輸出国であり、すでに値上がりしているパンなど、主食となる食料品に影響が出るかもしれない。

ペットフード:サプライチェーンの問題で、犬や猫の缶詰(ウェット)が全国的に不足しており、すぐに解消されるとは思えない状況になっている。

マスタード:米国では現在、マスタード不足は発生していないが、専門家は近いうちに発生すると懸念しているとUSA Todayが報じている。ヨーロッパでは、気候変動とウクライナ戦争が原因で、マスタードが不足している。

桃 :3月下旬に南東部を襲った寒さが今年の桃の季節を遅らせることになった。同時に、季節はずれの暖冬と2度の冷え込みが北東部の桃の収穫を激減させた。

 

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