落雷で女性と犬2匹が死亡 ピコ・リベラ(6/22)

【ロサンゼルス22日】ピコ・リベラで22日朝9時頃、サンガブリエル・リバーベッド近くで犬の散歩をしていた女性と犬2匹が、落雷により死亡した。

 通報を受け現場に駆け付けた救急隊員が、女性の蘇生を試みたが、2匹の犬とともに死亡が確認された。

 この事故を受けピコ・リベラ市は22日、すべての職員に屋内で作業するよう呼び掛けるとともに、住民にも注意喚起の通知を出した。また、サマーキャンプなどのアクティビティは、屋内で実施するよう命じられた。

 ピコ・リベラ市が出した声明によると、同地域では21日夜から3,700件以上の落雷が記録された。

 米疾病対策センター(CDC)によると、米国内では毎年、約4千万件の落雷があるが、人への被害は百万人に一人以下で非常にまれ。また、雷に打たれた場合でも、約90%の割合で被害者は生き延びるという。一人の人間が生涯で雷に複数回打たれる確率はさらに低いが、一生に7回雷に打たれた人の記録がある。屋外でのレクリエーションに参加したり、外で働く人は、雷に打たれるリスクが高くなる。

 21日夜から翌朝にかけて南カリフォルニアで多発した雷は、バハ・カリフォルニアで発生したモンスーン性の嵐が原因。南カリフォルニア各地で雷雨、強風、ヒョウを伴う雨などが報告された。雷の影響で22日朝、ニューポートビーチの海水浴場などが一時的に閉鎖された。

 

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