ベンチュラやオレンジなど、州内19郡がコロナ感染率「低」から「中」へ移行(5/27)

【ロサンゼルス27日】コロナ感染率のグレードシステムで、米疾病対策センター(CDC)は27日、カリフォルニア州の19の郡を感染者の増加に伴い「低(low)」から「中(medium)」へ移行した。

 このグレードシステムは、コロナ感染者数と入院患者数を基に決まる。このたび「中(medium)」レベルに移行したのは、南カリフォルニアでは、ベンチュラ郡、オレンジ郡、サンディエゴ郡、サンルイスオビスポ郡、インペリアル郡、インヨー郡など。ロサンゼルス郡は、5月19日にすでに「中(medium)」にダウングレードしている。 

 これに伴い、州内58郡のうち33郡が「中(medium)」レベルとなり、州人口3,935万人のほぼ8割を占めることになる。

 州内のコロナ感染拡大は、全米の傾向と同じく、オミクロン株「BA.2.12.1」の感染者が増えているためで、現在カリフォルニア州の感染の3分の1以上がこの「BA.2.12.1」であると考えられる。

 ロサンゼルス郡では26日、新規コロナ感染者数が6,000人を上回り、感染が急拡大した2月初旬以来、最も多い感染者数となった。国内で3,900万人以上が旅行を計画しているメモリアルデーの週末を控え、同郡公衆衛生局は、感染悪化への懸念を示した。

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