バンク・オブ・アメリカ、最低賃金を時給22ドルに引き上げへ(5/26)

【ロサンゼルス25日】全米第2位の銀行であるバンク・オブ・アメリカは、6月末に最低賃金を時給22ドルに引き上げる。

2025年までに最低賃金を時給25ドルに引き上げるという、同行の段階的な取り組みの一環だ。

2017年、同社は最低賃金を15ドルに引き上げた。2019年に17ドル、2020年に20ドル、2021年に21ドルと年々賃金が上がっている。

バンク・オブ・アメリカの最高人事責任者であるシェリー・ブロンシュタインは、「働きやすい職場であることを重視することは、私たちのすべての行動の中核であり、私たちの成功のためにチームメイトが果たす役割を強調しています」と、用意した声明の中で述べている。

ノースカロライナ州シャーロットに本社を置くバンク・オブ・アメリカは、21万人以上の従業員を抱え、米国内のすべての取引先に従業員の時給を15ドル以上とすることを義務付けており、昨年の時点で、同行の米国内のベンダー企業2,000社のうち99%以上がこの基準額以上であった。

労働者を引きつけるために賃金を引き上げているのは、この企業だけではない。ニューヨークなど、人材獲得・雇用競争が最も激しい地域のターゲット社の店舗や配送センターでは、今年、初任給が時給24ドルにもなる可能性がある。

連邦最低賃金は、2009年7月に時給6.55ドルから現在の最低賃金7.25ドルに引き上げられて以来、変更されていない。

ジョー・バイデン大統領は、連邦最低賃金を時給15ドルに引き上げることを選挙運動に掲げていた。この提案は2021年に可決された1.9兆ドルの経済救済策には盛り込まれなかったが、民主党は最低賃金の引き上げを引き続き推進すると公約している。

 

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