LA市長選、リオダン元市長がカルソ候補への支持表明(5/20)

【ロサンゼルス19日】6月7日に実施される予備選挙で、ロサンゼルス市長に立候補している不動産開発業者のリック・カルソ氏が19日、元ロサンゼルス市長であるリチャード・リオダン氏の正式支持を得たことを発表した。

 リオダン氏は現在92歳で、1993年から2001年まで、最後の共和党派市長を務めた。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、カルソ氏同様、リオダン氏も選挙戦当時、600万ドル近い自己資金を費やした億万長者だった。カルソ氏はこれまでに、約3,000万ドルを費やしたと伝えられている。

 カルソ氏公開の資料によると、リオダン氏は「圧倒的な差で再選され、60%以上の有権者が治安向上、高質な雇用創出、公立学校改革への努力を支持した」という。リオダン氏は2003年から2005年まで、当時のアーノルド・シュワルツェネッガー知事のもとで、加州教育長官を務めた。

 カルソ氏は、最近立候補を取り下げたジョー・ブスカイノ・ロサンゼルス市議や、ヒップホップ・アーティストのスヌープ・ドッグらからも支持を得た。

 カリフォルニア大学バークレー校の最新世論調査によると、市長選では、カルソ氏とカレン・バス米下院議員が、他の候補者を抑えリードしている。6月7日の予備選挙で、候補者が50%以上の票を獲得すれば、その候補者は完全勝利となり、それ以外の場合は、得票数上位2名が11月の総選挙で戦うことになる。

 これまでに、ブスカイノ候補の他にも、マイク・フューアー・ロサンゼルス市法務官が立候補を取り下げ、バス候補への支持を表明した。その他候補は、ケビン・デ・レオン・ロサンゼルス市議、企業幹部のクレイグ・グリウ氏、エコパーク地区議員のアレックス・グルーエンフェルダー・スミス氏、企業オーナーのジョン “Jsamuel” ジャクソン氏、弁護士のアンドリュー・キム氏、企業家のラミット・ヴァルマ氏、活動家のジナ・ビオラ氏、前メトロ理事で不動産業者のメル・ウィルソン氏など。

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