アパートのレンタル料金が急上昇  低い空室率、オ郡では18%もアップ(5/17)

【ロサンゼルス16日】南カリフォルニア一帯で、アパートのレンタル料金が歴史的な急上昇をみせている。低い空室率が料金を引き上げているといい、地域によっては、一軒家を購入するよりも、アパート・レンタル料が高くつくケースも報告されている。

 アパートの空き部屋の家賃が最も高くなっているのが、オレンジ郡。「SoCal News Group」によると、この地域の家賃は、昨年同時期の四半期から18%も上昇した。インランドエンパイアでは17%、ロサンゼルス郡では13%とそれぞれ上昇している。

 専門家の中には、両親と暮らしてきた実家や、ルームメイトとシェアしてきた家を出て独立する若者が増えていることが、低い空室率に伴うアパート・レンタル料上昇の理由と言う人もいる。また、賃金や雇用機会の向上、政府の景気刺激策として配られた給付金が広く行き渡っている可能性を指摘する声もある。

 専門家はまた、家賃が上がる際に賃貸契約を更新する場合は、大家と交渉してみるよう勧めている。それまで毎月の家賃を期限内に払っていた場合などは、大家が交渉に応じるケースもあるという。

 

 

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