ディズニーランド・ホテル、トコジラミ被害の訴訟で10万ドル支払い和解(5/3)

【ロサンゼルス3日】滞在中にトコジラミ(南京虫、ベッドバグ)の被害にあったとして、アナハイムの「ディズニーランド・ホテル」を相手取り、ロサンゼルス在住のアイビー・エルドリッジさんが起こしていた訴訟で2日、ホテル側がエルドリッジさんに10万ドルを支払うことで和解したことが発表された。

訴訟によると、エルドリッジさんは2018年に「ディズニーランド・ホテル」に2泊した際、トコジラミに刺され、全身にひどい発疹ができ、身体的・精神的損害を被り、トコジラミがまん延したために衣服や所持品を廃棄せざるを得なかったと主張した。

今回の訴訟を、エルドリッジさんの代理人として起こしたのは、「MyBedBugLawyer Inc.」のブライアン・ヴィラグ弁護士で、同社にとって初の和解だという。ヴィラグ弁護士によると、トコジラミ被害は国内外のあらゆるレベルのホテルでみられる問題で、パンデミック期間中にホテルの清掃スタッフが削減されたり、バケーション時のレンタル施設の需要が急増している今、さらに被害が拡大する可能性があるという。

今回の訴訟の和解は3月に成立しており、ディズニー側がこのたび支払額を具体的に提示した。

ディズニーのホテルについては2016年にも、北カリフォルニア在住の家族が「Grand Californian Hotel and Spa」に滞在中に、トコジラミの被害にあったとして訴えを起こしたことがある。

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