増える粗大ゴミなどの不法投棄、LA市議会が対処へ動議承認(3/2)

【ロサンゼルス2日】ロサンゼルス市議会で1日、粗大ゴミなどの不法投棄に対処するための計画が承認された。

提案された5つの動議のうち、1日に審議された4つが11対0の全会一致で承認された。これらは、市が不法投棄の連絡を受けてから48時間以内に対処するよう求める内容。また、ホームレス野営地の清掃を担当する衛生局チームを効率的に配備し、商業・工業地区の道路清掃の頻度を上げることも盛り込まれている。

ロサンゼルス市では、道路わきや空き地など、公共のエリアに不法投棄される粗大ゴミや危険物の量が、2016年から2020年の間に450%も激増。これに伴い市議会は昨年8月、以前結成された不法投棄対策グループの再招集を決めた。

同市監査官による昨年3月発表の報告書では、サイドウォークや道路、路地などに不法投棄されるゴミの増加で衛生局の処理が追いつかず放置されたゴミで危険にさらされる市民の生活が浮き彫りになった

この報告書によると、衛生局の清掃チームが回収する固形廃棄物の量は、2016年の9,200トンから、2020年の1~8月には1万4,500トンに増えた。衛生局は、不法投棄やホームレス野営地の清掃を担当していることから人員や費用が不足し、2020年には、不法投棄のクレーム対応に平均5日もかかっている。

衛生局は、市内の19カ所に防犯カメラを設置し、不法投棄の取り締まりも行なっている。

 

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