【ロサンゼルス２日】ロサンゼルス郡のコロナ感染者数が減少傾向にあるものの、郡公衆衛生局は２日、新型コロナ検査キットの無料配布を郡内14カ所の図書館でも実施することを決定し、感染対策の強化を続ける。
これに伴い、一日でさらに７０００個の検査キットを配布し、毎日合計１万３０００個以上の検査キットが予約なしで郡在住者に無料で配られることになる。
これら無料配布される検査キットは、ラピッド抗原テストではなく、スマートフォンでオンライン登録が必要になる。受検者は迅速に検査を行った後、キットを受け取った場所にサンプルを戻し、24～28時間以内にＥメールで結果が通知される。
検査キットは予約することはできず、先着順に配られ、郡当局は、一人につき１個、またはひと家族につき２個としている。
ロサンゼルス郡当局はまた、需要の急増で一時停止した無料検査キットの郵送配布も、新ガイダンスの下で再開させる。郡在住者で、コロナの症状がある人またはコロナ陽性者に濃厚接触したと思われる人は、自宅用検査キットをオーダーできる。キットはFedExで配達・返送され、検査結果は、ラボがサンプルを受け取ってから48時間以内に分かる。
ロサンゼルス郡公衆衛生局は、郡運営サイトでのコロナ検査実施を住民に推奨している。これらサイトではＦＤＡ（アメリカ食品医薬品局）承認のテストが使われ、健康保険や在留資格の有無に関係なく、費用の自己負担は求められない。
ロサンゼルス郡公衆衛生局が運営する検査サイトは70カ所あり、郡の検査サイトとしてリストされているその他２３０カ所は、提携団体により運営されている。これら提携団体による検査サイトには、不正行為などの監視人がいないという。
新型コロナ検査キットの無料配布を行っている場所などの情報はウェブサイトで、https://covid19.lacounty.gov/testing/