LA郡で初のオミクロン株確認、南アからの帰国者で回復中(12/3)

【ロサンゼルス2日】ロサンゼルス郡公衆衛生局は2日夜、新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が、同郡で初めて確認されたと発表した。

 この感染者は、南アフリカへの旅からロンドン経由で22日に帰国しており、この旅の過程で感染したと思われる。ワクチン接種は完了しており、現在自主隔離中で、医療サービスを受けることなく回復に向かっているという。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長は、パンデミックで複数の変異株が出てくることは予測内で、デルタ株の危険性を上回る変異株が出てくる可能性もある、と説明。オミクロン株の感染力などについて現時点ではまだ不明だが、ワクチンとブースターの接種や屋内施設でのマスク着用、具合が悪い時や感染者と濃厚接触した可能性がある時には、コロナ検査を受けるなどの対策を求めた。

 フェラー局長はまた、オミクロン株についてのさらなる情報が出てくる中で、旅行の計画を再考する必要性にも言及した。

 郡当局は、ホリデーシーズン前にワクチンかブースターを接種するよう呼び掛けており、旅行や大勢が集まるイベントの前にコロナ検査を受けるよう推奨している。

 ロサンゼルス国際空港のターミナルでは、オミクロン株に警戒し、海外から空港に到着した客への無料のラピッド・コロナ検査が可能になる。PCRテストやラボテストの代替にはならないものの、家庭で出来るコロナ検査もスクリーニングの有効な手段として、使用が奨励されている。

 

 

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