【ワシントン26日】米国疾病予防管理センター(CDC)は11/24(水)、ここ数週間、若年層の間でインフルエンザの症例が増加しているとの健康勧告を発表した。
CDCによると、全国的にはインフルエンザの感染者数はまだ少ないものの、90%以上が5歳から24歳までの子供と若年成人の間で発生している。
ほとんどの症例はH3N2系で、他のインフルエンザの亜種に比べて変異が早い傾向があるため、特に問題が多いと専門家は指摘している。前回、H3N2が主流だったのは2017-18年のインフルエンザシーズンで、米国では71万人の入院と5万2千人の死亡が発生し、最悪の事態となった。
インフルエンザのシーズンは通常、10月から5月末までで、12月から2月にかけて活動がピークに達する傾向がある。
専門家は、今年の冬にインフルエンザ感染者が増加すると、コロナウイルス感染者の急増で既に逼迫している医療システムにさらなる負担をかける可能性があるとして、コビットとインフルエンザの両方の予防接種を受けるよう呼びかけている。