【ワシントン26日】米国食品医薬品局とCDCは、すべての成人に対し、mRNAワクチンの2回目の接種から6ヶ月後、またはJ&Jのワクチンの接種から2ヶ月後に、ブースター・ショットを受けることを許可した。
米国疾病対策予防センター(CDC)所長のRochelle Walensky博士は、11/23(火)のホワイトハウスでのブリーフィングで、「3回目の接種後の反応は、2回目の接種後よりも軽い」と述べた。
前回のワクチン接種で副反応を感じた人は、ブースター接種後にも同様の副反応を感じる可能性があるが、その程度は軽いとみられる。CDCは、コビットのブースターによる典型的な副反応を「軽度から中等度」と表現しているが、これは2回目の接種後にしばしば見られる「強い」副反応とは異なる。
ブースターの最も一般的な副反応は、注射部位の痛みや腫れ、疲労感、筋肉痛、頭痛、発熱、さらに悪寒や吐き気など、また、まれにリンパ節の腫れや痛みなどがあるが、いずれも、長くても2~3日で治まるものである。そしてこの副反応は、ワクチンが意図されたとおりに作用し、免疫システムがウイルスから身を守るのを助けている証拠である。
発熱や寒気などの症状に対処するために、水分補給をし、軽くて動きやすい服装を心がけ、予防接種を受けた腕は普通に使い、少し軽い運動することが大切である。痛みがあるかもしれないが、腕を動かすことで血流が促進され、筋肉の痛みが和らぐことになる。
接種後は、タイレノールやアドビルなどのOTC鎮痛剤を服用してください。CDCによると、接種前にこれらの薬を服用しないよう注意してください。これらの薬を事前に飲むことでワクチンの効果を妨げる可能性があるかもしれないからです。
CDCは、注射部位付近の「赤みや圧痛」が24時間後に悪化した場合や、数日経っても副反応が解消されないようであれば、医師や医療機関に連絡すべきだと指摘している。
CDCのデータによると、これまでのところ、米国では完全にワクチンを接種した人の19%がブースター接種を受けている。