​​暴力事件に発展のケースも 全米各地で反ワクチン・反マスクのデモ(8/24)

【ワシントン24日】全米各地で、教育者、医療関係者、公人などが自分の意見を述べただけで、反ワクチン・反マスク派から誹謗中傷され、暴力被害を受ける事件が起きている。

加州北のアマドール郡では今月初め、娘がマスクをして学校から出てきたのに、ラウンジにいた教師がマスクをしていないのを見た父親が、口論の末に教師を殴り、今後起訴される可能性もあるとされている。

また、今月初めにハワイ州が、州や郡の職員にワクチン接種の証明書を提示するか、毎週テストを受けることを義務付けると発表して以来、副知事の自宅前には、毎晩のように50人から100人の仮面をかぶったワクチン反対派が集まっている。しかし皮肉なことに、副知事はハワイ島で救急医としてCOVID-19の患者を治療していたため不在だった。

研究者、大学教授、政治専門家の間では、パンデミックをめぐってレベルの低い言論闘争繰り広げられている要因にはソーシャルメディアがあるとしている。ロヨラ大学シカゴ校の名誉教授であり、「Anger」の著者であるバーバラ・ローゼンワイン氏は、ソーシャルメディアは少数派の意見を多数派の意見のように見せてしまい、人々は互いの怒りが正義で正しいものであると判断してしまうとしている。

 
 
 

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