【ロサンゼルス23日】ロサンゼルス郡公衆衛生局は20日に、中高生のユース・スポーツで、ハイ・リスクかモデレート・リスクに分類されるスポーツを行う部員らに、毎週のコロナ検査を義務付ける新たな方針を発表した。
プレーヤー同士の接触が多い「ハイ・リスク」のスポーツには、バスケットボール、ボクシング、アイスホッケー、ラクロス、マーシャル・アーツ、サッカー、ウォーター・ポロ、レスリングが含まれる。これらのスポーツに比べて接触率は低いものの、コロナ感染の危険性はあるとされる「モデレート・リスク」のスポーツは、野球、チアリーディング、ダンス、ドッジボール、フィールド・ホッケー、キックボール、ソフトボール、テニス(ダブルス)、バレーボール。
新方針の下、コロナ検査は試合前の48時間以内に実施され、試合開始前にその結果が判明しなければならない。プレーヤー、コーチ、ファンは、ワクチン接種の有無に関係なく、屋内ではマスク着用が義務付けられる。また、屋内の場合は、プレイ中もマスクを着用するよう選手らに求めている。
なお、水泳、ウォーター・ポロ、ダイビングなどのウォーター・スポーツは、水中にいる時に限りマスクを外しても良いとした。
チームにはまた、練習中にプレーヤー同士が継続して接触する機会を減らし、代わりに、個人的なスキル強化の練習法に焦点を当てるようアドバイスされた。トイレやロッカールームの収容人数制限も求めた。
ロサンゼルス郡のほとんどの高校では、コロナパンデミックの2020ー21年度秋と冬、運動部の活動が中止され、3月初めに再開が許可された。