【ワシントン16日】米国疾病予防管理センター(CDC)は現在、感染リスクが高い、または相当高い地域のワクチン接種者にも、屋内の公共の場で再びマスクを着用するよう推奨している。しかし、連邦政府が新たな指針を示したとしても、マスク着用の義務化に関しては、最終的には州や地方自治体が決定権を持っており、その義務化は全米で異なっている。
CDCがカンザス州で行った調査によると、ケリー州知事が2020年7月に行ったマスク着用義務化を郡別に追ったところ、マスク着用義務化を行った24郡ではCOVID-19症例が全体的に減少したのに対し、マスク着用義務化を選択しなかった81郡では症例の増加が続いた。同様に、ヴァンダービルト大学保健政策学部が10月に行った調査によると、テネシー州のマスク義務化のない郡では、COVID-19による死亡者数が、マスク着用が実施されている郡に比べて2倍になった。
マスクを義務化している地域でも、その内容は様々で、単純に外出時にマスク着用を義務付ける州もあれば、マスクを着用する場所について詳細な指示を出している州もある。
マスク着用が義務付けられている米国の州と地域は以下の通り。
アメリカ領サモア|カリフォルニア|コネチカット|コロンビア特別区|グアム|ハワイ|イリノイ|ルイジアナ|ネバダ|ニューメキシコ|ニューヨーク|プエルトリコ|ロードアイランド|米領ヴァージン諸島|バージニア|ワシントン